好きこそ物の上手なれ
鈴木康浩さん(1992年卒業、教養学部国際学科 下羽友衛ゼミ ゴルフ部) 

(トルコのイスタンブールでのビジネスミーティング)
(トルコのイスタンブールでのビジネスミーティング)

中学・高校時代は、米州・豪州など計10年間、海外で過ごしました。
親の仕事の関係で14歳から20歳まで米州・豪州など計10年間、海外で過ごしました。日本語も英語も中途半端な覚え方をしており、今でも言語にはコンプレックスを感じています。
当時12歳だった私は1980年の全米オープンで青木功プロが健闘する姿を父親とテレビで 観戦。その頃からゴルフに興味を持ち、15歳で初めてクラブを握った。17歳の頃には時々80を切るぐらいに上達し豪州ジュニアの試合にも参加する様になったが、少し“やんちゃ”だった事もあり、豪州ジュニア協会から出場停止処分となり、あっさりとゴルフを辞めることになります。

再び、クラブを握ったのは大学のゴルフ部に入部してからとなります。1年生から団体戦に出場させて頂き主力選手の一人であったが、ある大学の試合で当時アマチュアだった伊沢利光選手や川岸良兼選手のショットのすごさに驚いて、ゴルフに対するやる気が全く無くしてしまった事を思い出します。(後悔)

大学では下羽友衛ゼミで、現場主義で真理を見極める討議をすることが大事だということを教えられました。
当時、日本の企業に就職するには日本の大学を卒業しなければ就職が難しいと言われていた時代であり、縁があってTIUに進学。小規模の大学であり学生の数は少ないが、その分、友人だけでなく教授や学生課とも接する機会が多く、私にとって様々なアドバイス等を受けられた事もあり充実した大学生活を過ごした。特に下羽友衛ゼミでの活動は、現場主義で真理を見極める討議をすることが大事だということを教えられました。

39歳でシンガポール赴任、人との出会いこそが財産と感じました。
大学卒業後、就職し26歳で結婚。仕事が忙しかった事もあり、39歳までゴルフはほとんど やらなかったですね。
39歳の時に海外勤務の辞令を頂きシンガポールに赴任。英語を活用した仕事は簡単では無かったのですが、充実した生活から何でも前向きな気持ちで仕事を行っていました。霞会シンガポール支部のメンバーの皆さん方とも良く会食をしました。

16年ぶりに再開したゴルフは新鮮で、すぐにのめり込んで行きました。シンガポール名門のゴルフ場Sentosa Golf Clubで日本人メンバーの方々と頻繁にゴルフをするようになるのですが、大学の同窓生の落合さん(4期)や高崎さん(14期)などと一緒にプレーしたのは、楽しい思い出となりました。
今でもその頃に出会った方々とゴルフをする関係にありますが、人との出会いこそが財産であると感じています。

(週末ゴルフのSentosa Golf Club)
(2011年霞会シンガポール支部懇親会)

2012年にシンガポールから英国へ転勤。
2012年にシンガポールから英国に転勤を命じられ欧州の調査を従事。
欧州27か国の市場調査は大変エキサイティングな仕事であり、法律、規制、文化、習慣、M&Aなど様々な事を学んだ4年間でした。

仕事の傍ら、本場英国でのゴルフを満喫。ゴルフ場に行くのにジャケットにネクタイで行く習慣にとまどいながらも、ゴルフと言うスポーツの本来のあり方を学びました。思い出深い事は、日本人が主催されている欧州大会(8か国)で運よく英国代表を競う予選で勝ち残り、英国代表チームとしてフランスへ遠征することができました。チームでは2番目のスコアで貢献し、団体優勝を遂げました。
2016年に帰国し本社から欧州事業のサポートをしていますが、英国でのゴルフ仲間とは今も親交を続けています。


(全英オープンを開催したロイヤルシンクポートGCにて)

 

何にでも「深堀する癖」を心掛けた事は社会人として有益であったと思います。
振り返って見ても決して模範になる生き方をして来たとは言えません。就職活動も特に希望する業種は無く、給料の高そうなイメージがあった金融関係の会社を選びました。バブル崩壊直後でもありましたが、意外なほどスムーズに内定を頂きました。そこまでは順調でしたが、入社してから同期や先輩社員との実力の差を感じ始め、このままでは「やばい」と直感的に感じ始めました。

その時から一般常識や経済知識を習得する為に新聞や経済雑誌などを読む様にしました。しかしながら、それだけではビジネスの世界では通用する訳も無く、ニュースや活字から得る情報だけでなく、その背景や経緯が何であるのかを理解する事が重要であるかを実感した次第です。何にでも「深堀する癖」を心掛けた事は社会人として有益であったと思います。今年、勤続28年となりますが、早い段階で社会人としての「危機意識」を感じられて良かったと考えています。

これからやりたいことは、ゴルフを上達させてアマの公式戦に出場したい。
ゴルフクラブを握ったのは15歳からですが、大学時代でもそれほど夢中になる事は無かったと思います。50歳を過ぎてから「目覚め」てしまい、スイングや筋トレなど真剣に取り組む様になりました。最近では70台で回っても満足出来ないレベルになっており、60歳までにはアマの公式戦に出場できる腕前になる事を目標としています。

(鈴木康浩さんプロフィール)

  • 東京都出身 豪州、ビクトリア州立Elwood高校卒業
  • 1992年3月 東京国際大学教養学部国際学科卒業、下羽友衛ゼミ ゴルフ部
  • 1992年4月 日立キャピタル株式会社に入社。
            主に国内営業に従事。
  • 2007年    シンガポール支店に赴任。
            主にシンガポールでは営業に従事し、周辺諸国の市場調査を兼務。
  • 2012年    英国支店に赴任。
            主に欧州地域の市場調査を従事。
  • 2016年    帰国・本社に赴任。
            主に欧州事業のサポートを従事。

    TIU 霞会シンガポール支部