30年を超える海外勤務で延べ50ヶ国のビジネスを開拓。 現在日本とヨーロッパのグローバルな架け橋構築中
原田晃さん(教養学部 15期/1983年卒 小島ゼミ)

海外での生活が早34年目を迎えようとしています。
前職の池上通信機(株)に1983年4月に入社し、1986年6月1日、26歳で初めてドイツに赴任。以来ドイツ25年、アメリカに3年弱、そして最期の赴任地シンガポールに3年と30年以上に亘って海外をベースに仕事に従事してきました。

その間、主に各国の放送局及び放送関係のお客様にカメラを中心とした放送機器の販売、監視用・医療用カメラ・モニター機器の販売、更には医薬品製造機器の販売と業界が異なる広範囲のビジネス分野で経験をさせてもらいました。
特に思い出に残る仕事は1992年のスペイン・バルセロナで開催されたオリンピック中継用に当時最先端の放送カメラシステムをスペイン国営、地方公共放送局及び民放局向けに約700台を超える大型納入が出来た事です。

仕事で訪問した国もヨーロッパ・中東=30カ国、南北アメリカ=9カ国、アジア=9カ国と計48カ国となり、宗教、文化、政治、経済の異なる色々な国での貴重な経験を積む事が出来、また前職では全ての海外現地法人(ヨーロッパ、アメリカ、アジア)の社長を経験してきました。

2018年3月末、日本への帰任を一つの区切りとして35年間勤めた前職を58歳で早期退職し、第二の新しいビジネスマン人生の出発として”Connecting you between Europe and Japan”をスローガンに、日本のお客様の海外進出、またヨーロッパのお客様の日本進出のお手伝いをしたいと言う思いから2018年5月24日に個人事業主としてG-Bridge(コンサルティング会社)を立ち上げ、現在は日本とヨーロッパ(ドイツ)をベースに、アメリカを含む広範囲な地域を飛び歩いています。

大学時代に国際人を目指して学んだ事、社会人になって海外を舞台に仕事に従事出来た事は、一生の財産であり、一切無駄は無かったと感じております。
そしてこれからも今までの経験を生かし、真の国際人として母校の発展、社会に貢献出来る様、頑張って行きたいと思います。

(原田晃プロファイル)

  • 福岡県出身, 豊津高校卒業
  • 1983年3月末卒業 15期/教養学部国際学科 小島 千二郎ゼミ
  • 卒業後、池上通信機(株)に35年間勤務(ドイツ、アメリカ、シンガポール 現地法人社長、海外営業本部副本部長などを歴任)。
  • G-Bridgeを2018年5月24日に設立し、現在はドイツ・デュッセルドルフをベースにコンサルティング会社を経営。兼 武蔵オプティカルシステム(株)執行役員

TIU 霞会シンガポール支部